革新的な生命工学の研究に潜むデュアル・ユース性

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クレイグ・ベンター博士が率いる研究チームは、人工的に作ったDNAを使って、生命体を合成することに成功した。将来的に、研究チームは二酸化炭素を吸収して燃料に変える「藻」を人工的に創りだすことを目指している。今回の研究成果を、多くの科学者が「生命工学のブレイクスルー」と賞賛する一方で、環境への悪影響やテロリストによる悪用を懸念する声もあがっている。オックス・フォード大学のJulian Savulsescu氏は、次のように述べている。「(研究成果の)潜在的可能性は、遠く未来の話であるが、現実的であり、極めて重要である。例えば、環境汚染への対応や新しいエネルギー源、コミュニケーションの新しい形などが考えられる。しかし、そのリスクもまた比類なきものである。研究成果が、将来的に想像できる限り、もっとも強力な生物兵器の開発につながるかもしれない。」

Synthetic life breakthrough could be worth over a trillion dollars
US geneticist Craig Venter's ambition is to create organisms that are not only new, but lucrative
guarian.co.uk Thursday, May 20, 2010
http://www.guardian.co.uk/science/2010/may/20/craig-venter-synthetic-life-genome

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